寅さん第32作 口笛を吹く寅次郎 備中高梁

寅さん第32作 備中高梁

 BSの寅さんをみていましたが、義理の父が寅さん全48作を購入しまして、たまに借りてみています。中国地方へ来て、寅さんのロケ地があちこちにあるのを知りました。その後地元近畿や中部にまで行動範囲を広げて、寅さんスタンプラリーをしています。

 歳をとると、ロケ地巡りはスタンプラリーをしているようでとても楽しいです。寅さんも古くなって、もう撮影当時と同じ風景には巡り合えません。でも色々な寅さんビックサイトがロケ地を教えてくれます。寅さんロケ地を巡るというよりは、ビックサイトで紹介された地点を巡っているといった方が正しいです。それでも楽しいのです。ビックサイトと同じ風景に出会えて、それは寅さんロケ地と同じ場所ですので、寅さんと同じ風景にいる喜び、宝探しのようなスタンプラリーができる喜びなのです。
 旅は遠くへ行きたいみたいに知らない風景に出会えるのも楽しみですが、やっぱり目的があるともっと楽しめることが分かりました。ビックサイトのようなディープな探索はできませんが、寅さんと同じ風景に出会いに行くという目的があると年寄りでも旅は楽しいです。
 もう山登りもできなくなった今は、車でうろうろと三十三か所巡りと同じようなスタンプラリーをしているのが楽しいこの頃です。

 前置きが長くなりました。岡山の備中高梁は、博さんの実家があるところで、第8作と第32作と2回も出てくるロケ地なのです。
今日もロケ地を巡って、寅さんと同じように反省の日々を過ごしておりますのよ。

第32作 口笛を吹く寅次郎 備中高梁と因島、大山

 備中高梁は2回目のロケ地。同じ所が2回もどっぷりとロケ地になっているのは柴又界隈以外ではなかなかない。(16作と24作の西伊豆足保とか鎌倉とか京都に落合川とかがありますね。でもどこもチラッとです。)博さんの実家の設定だから当たり前ですかね。

 マドンナは竹下景子さんが初めての登場です。全部で3回マドンナをしていますが、毎回新たな名前で登場です。浅丘ルリ子さんのリリーや吉永小百合さんの歌子さんと同じように同じ名前での登場ではありません。
第32作は昭和58年の公開でまだ北の国からは始まっていません。次の竹下さん出演の第38作は昭和62年の公開で、北の国からTV版が終わった後になります。北の国からでは雪子おばさんでした。吉岡君と竹下さんは両方出ていることになります。田中邦衛、大滝秀治、大竹しのぶさんなんかも両方出ています。



備中国分寺跡

 第32作のオープニングでレオナルド熊さんと撮影された備中国分寺跡。吉備路の田園風景のなかにある五重の塔が映る。熊さんがカメラを借りて撮影したあとフィルムを取りだして喧嘩、どたばたのオープニング。
熊さんとはラストの因島でも一緒になる。

国分寺
備中国分寺跡
国分寺
熊さんと座っていた
国分寺
こんな背景のカットもあった


備中高梁の白神食品店

白神
白神食品店
白神
電話機があった

 第8作で買い物をした白神商店。今回はとらやに電話するシーンで出てくる。寅さんは電話で博さんのお父さんのお墓がある寺を聞いている。お参りに行く気らしい。白神食品店の娘さんが杉田かおるさん。中井貴一さんの彼氏じゃなくて彼女役。
川のそばに電話機はおけないので電話機は撮影用に置かれたものらしい。寅さんの電話に10円玉を入れてあげるのが杉田かおるさん。



備中高梁の薬師院

 博さんのお父さんのお墓参りをするところ。その後この回のマドンナと薬師院の石段で出会い、いつものようにマドンナの美しさからお寺に泊まる。そしてお寺のお手伝いをするところまで話は飛躍する。博のお父さんの法事に博さん、さくらさん吉岡君がきてばったり会ったりする。だからこの回は面白い。

薬師院
薬師院の遠景
薬師院
入口正面
薬師院
寅さんロケ記念碑
薬師院
竹下さんと出会う石段
薬師院
石段の下り
薬師院
薬師院のアップ

岡村邸

岡村邸
8話でも出てきた
岡村邸
岡村邸

 博さんの実家。博さんのお父さん志村喬さんも亡くなったのでもう誰も住んでいない設定。博さんのお兄さんが誰も住んでいない実家を見に来る。



備中高梁駅

 博さんの実家の法事が終わって、寅さんと竹下さんが見送りに来るホーム。

高梁駅
高梁駅のホーム
高梁駅
今は電化された改札口
高梁駅
高梁駅のホーム

 久しぶりに伯備線に乗って米子に向かってましたら、高梁駅のホームにあった改札口が無くなってました。
なんと改札口は2階に移ってました。
8作でも出てきた高梁駅の駅舎はすっかり変わってしまって、映画と同じなのはホームだけになってしまいました。



伯耆大山の麓の御机

 この32作では中井貴一さんが竹下さんの弟として出ています。カメラ好きの学生の役で、御机へ撮影に行ったシーンがあって、私も行ってみました。カメラ好きの人が撮影場所として選んだ所だけあってとても景色のいいところでした。

御机
伯耆大山の麓の御机
御机
秋の御机
御机
冬の御机


ラストは因島

因島
一福屋食堂と丸正青果

 ラストは因島のフェリー乗り場です。寅さんは一福屋食堂で休んでからフェリーに向かうのでした。食堂の外には熊さんとあき竹城さんがいて一緒にフェリーに向かう。
一福屋食堂はお休みでした。残念!店内の写真見たかったのに!フェリー乗場の向こうに映っていた赤白鉄塔は今も健在です。
寅さん#32の公開が昭和58年12月、因島大橋の開通も同じ。一福屋食堂のカットでは後ろに大橋の橋脚が映っている。大橋開通前のロケでタイムリーな話題だったんだねぇ。

因島
昔のフェリー乗場のあたり
因島
一福屋食堂から寅さんが出てくる
因島
エンディングに近い場所から



ラストの因島をもう一度

 万田酵素の大根モニュメントを見に行ったついでにもう一度寅さんロケ地の大浜海岸へ
寅さんが瀬戸内海で反省していた一福屋食堂ですが、なんと看板がなくなっていました。また一つ思い出の地がなくなったという感じです。

因島
一福屋食堂の前から
因島
熊さんとあきさんと出会う
因島
因島大橋が映っていた


 この日はあいにく霞んでいて良く見えない。
ラストは因島大橋の全景だけど、もしかしたら向島のとなりの岩子島から撮ったのかもしれないと行ってみましたが、少し違っていました。

因島
丸正青果の建物はまだある
因島
因島大橋を東から
因島
岩子島から因島大橋
因島
しまなみビーチのパノラマ