寅さんロケ地 第27作 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎瀬戸内ロケ

寅さんロケ地 第27作 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎

 27作の瀬戸内ロケをもう一度行ってみたので紹介します。

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第27作 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎



豊浜へもう一度

 寅さん27作の豊浜あたりの映画をもう一度見てみると、瀬戸内ロケの最後のカットが大崎上島だというのが分かった。そこで、もう一度豊浜を含めて寅さんを確認しに行ってみた。
 瀬戸内海ロケの最初のシーンは、船が瀬戸内海を進むカットから。映画では左端に三角の分かりやすい山が薄く映っていて、同じように見える山はないかなと色々探したのですが駄目でした。
悔しいので大崎上島から大崎下島へ向かうときに乗ったフェリーの写真を載せます。なんとなくの雰囲気です。
次のカットは、豊島の豊浜からです。三角島と大崎下島の間を撮影したものです。遠くにうっすらと大崎上島の神峰山(かんのみねやま)が映っています。私はループ橋から撮りました。
次は寅さんが船に乗っているシーン。分かりやすそうな島が見えているのですが、分かりませんでした。鉄塔とかが映っていないので、とびしま海道の島のような気がするのですが。
次は右に断崖の島があるシーンですが、これもどこだか分からない。島々の間を抜けてとある島へバイをしに行くという設定での撮影なのでしょうが、分かりませんでした。何となく似ている写真を載せときます。いらないね。

瀬戸内海
瀬戸内の最初のカットのような写真
瀬戸内海
豊浜から神峰山
瀬戸内海
右に断崖があるシーンに似た感じ


 次は船が豊浜の港へ入ってくるシーン。これは豊浜のお墓からだと思うのですが、お墓も室原神社あたりも木々が生い茂って撮影時と同じ角度では見えません。
船が着いたと思ったら、寅さんは豊浜から離れた大崎下島(おおさきしもじま)豊町(ゆたかまち)の大長(おおちょう)でバイをしています。
電柱の横で紐にアッパッパを吊して売ってました。いつものように一流のデパートでなんて言いながら。
バイをしていたら軽トラのおじさんにしかられて片付けることに。寅さんが足を上げている姿が元気で滑稽でしたね。

瀬戸内海
船は豊浜に着く
大長
寅さんがバイをしていた大長
大長
アッパッパを売っていた
大長
いつもの口上で
大長
紐を引っ張って足を上げていた
豊浜
祠の中にお地蔵さん


 バイが終わって風の吹くまま高台に向かい、海を見ながら黄昏れている寅さん。なんとお墓であんパンを食べている。
寅さんがあんパンを食べている横にはお地蔵さんが映っていた。今は立派な祠の中に安置されている。
前に来たときは祠の周りに白い覆いがしてあって見えなかったけど、今回は覆いが無くなっていて、お地蔵さんが見える。お地蔵さんは映画ではまだ新しそうな感じでしたけど、今は風雪で丸みを帯びたように感じられます。だから祠で守っているのかもしれません。

豊浜
端正なお地蔵さんの横顔
豊浜
神社の境内は見えない
大長
寅さんが手をついた


 寅さんが休んでいると、松坂慶子さんがお墓参りで石段を上がってきます。あまりの美しさに寅さんは二度見します。美しさにびっくりしてお地蔵さんの頭に手をついてしまう。
なんと寅さんはお線香の一本でも、といいながら四角い顔で見ず知らずの慶子さんに話しかけるのです。
寅さんは「こんなお美しいおかみさんを残して先立たれたご主人は、さぞかしお心残りだったでしょうねえ」なんて勘違いなことを言ってすっかり和むのでした。
一転して間をおく海の風景。これもお墓から目の前の三角島で後ろは大崎上島です。
お墓参りを終えて、二人は身の上話をしながら神社の前を仲良く下るのでした。神社の前の下り道には大きな木の根っこがあったのですが、木の根っこはすっかりなくなっていました。前回来たときはまだ少し残っていたのに。

豊浜
お墓から南側の景色
豊浜
お墓から三角島の風景
豊浜
室原神社の道
豊浜
神社の前の道
豊浜
室原神社の鳥居
豊浜
鳥居を右に曲がって突き当たりを左へ


 お墓から下って二人は港に着きます。桟橋で語らう二人。
寅さんは座っていて、慶子さんを見上げます。見上げた慶子さんの後ろには室原神社の社が映っていたのですが、今は木々がうっそうと茂り見えなくなっている。
寅さんは船に乗り、幸せになれよなんて言って二人は別れるのでした。いつまでも手をふる寅さん。
なんだかとても落ち着いたゆったりした別れです。

豊浜
桟橋と今は白い灯台、寅は座っている
豊浜
港で慶子さんを見上げる
豊浜
船に乗り込む寅


豊浜
最後のカットは大崎上島から
豊浜
最後から2番目は豊島の南側で撮影

 瀬戸内ロケ最後は、船が島から離れて本州に向かうシーンです。
最後から2番目のカットは、豊島の南西のあたり、大子島と黒鼻の間を撮っています。呉に向かうのでしょうか?遠くにうっすらと倉橋島の火山が見えています。
そして最後はとても離れた大崎上島です。この最後のカットだけ?が大崎上島で撮影されています。
 ロケ当時はどの島も本土とつながっていませんでした。私のカーナビもつながっていません。でも今は、大崎下島もその先の岡村島もとびしま海道としてつながっています。でも大崎上島だけは今もつながっていませんので船で渡るしかないのです。寅さんの最後のカットだけ大崎上島ですので、このカットだけのために島に渡る勇気がありませんでしたが、別のきっかけもあり行ってみたのです。
瀬戸内最後のカットは大崎上島の中ノ鼻灯台あたりから南側の風景ですが、遠くには四国が見えています。
 瀬戸内の海と同じで、とても穏やかなシーンの連続でした。次の大阪新世界の騒々しいシーンとの対比なんでしょうね。 瀬戸内の伏線があって、次は大阪でかしまし娘さんと一緒にいた慶子さんと寅さんは再会します。美しすぎる慶子さんは、かしまし娘さんの陰から登場します。
いつかは新世界と生駒へ行ってみましょう。



おまけに東京家族

東京家族
大崎上島ロケマップ

 寅さんの最後のカットを求めてフェリーに乗って大崎上島の白水港に着きました。上陸すると大崎上島は映画東京家族のロケ地と書いてありました。なななんと山田洋次監督作品ではありませんか。映画館で見ましたけどうろ覚えです。勉強してこなかったので不安ですが、せっかく来たのですから超アバウトなロケマップで行ってみましょう。
 最初に向かったのは木江(きのえ)です。木江の役場前に記念碑が建っていました。役場前の海に面したところにはオレンジ色の幟もありました。
役場前の入り江は何だか絵になる風景でしたので、きっとここもロケ地に違いないとバシバシ写真を撮りましたが、無駄でした。がっかり。
木江の辻も橋爪功さん家も行かずじまいでした。せめて自転車が溝に落ちたところへ行きたかったのですが・・・

東京家族
木江の記念碑(右端)
東京家族
オレンジ色の幟旗
東京家族
夜の木江港のような感じ


 次は天満港。橋爪さんと妻夫木君がさざなみ号で帰ってくるシーンや何気ない風景なんかで出てきていました。ここにも幟旗がありました。  天満港から北の方向の三本榎を見るカットもありました。

東京家族
天満港に橋爪さん達が帰ってくる
東京家族
造船所の風景
東京家族
天満港の風景
東京家族
妻夫木君が帰る天満港
東京家族
天満港から北方向の三本榎


 島の南側へ行って圓妙寺です。きっとお寺の本堂とか、高梁の石段と同じようにここも石段の絵を撮影しているに違いないと写真を撮りましたが、ほとんどが本堂の中での撮影でした。残念!
最後は、沖浦の農道です。きっとここも幟旗か何かがあるに違いないと思ってうろうろしたのですが、探せませんでした。HPを見ると、道の擁壁に案内パネルがあったようです。
犬のお散歩は沖浦の農道からの海のシーンです。ミカン畑の後ろは岡村島です。

東京家族
圓妙寺
東京家族
高梁のようなお寺の石段
東京家族
ロケの案内
東京家族
沖浦から海の風景、映画とは場所が違う
東京家族
神峰山から海の風景、映画に近い風景
東京家族
沖浦の農道あたり


東京家族
最後のカット

 最後のカットは神峰山からだとちと方向が違うので、神峰山へ上がる車道からだと思います。圓妙寺の上の少し右あたりかな。海に向かって左に柏島、目の前に大下島、木下島の後ろで霞んでいる三角山は亀老山です。右端に小大下島が少し見えている。そしてその後ろの霞んでいるのは四国の波方町です。実は寅さん27作瀬戸内ロケの最後のカットも大下島と小大下島のカットでした。好みの風景は変わらないのでしょうか。
 家に帰って東京家族を見直しました。大崎上島のシーンは最後のところで出てくるだけでした。吉行和子さんはきっとロケに参加していないのでしょうね。
想像で写真を撮りましたが、やはりほとんど見込み外れでした。
 寅さんと違って撮影から間もないので、映画と同じ風景が広がっています。新鮮です。